8月28日に野沢会館にて、とことこの会主催でりんごっ子保健室キャラバン隊の吉田アイ子先生による「子どもに伝えたくなる性の話~自分のからだが分かる~」が開催されました。会場には約30名の来場があり、放課後デイサービスの職員、子育て中の親子、子育てが一段落した方々などが参加されました。
・基は同じ
生物はメスからスタートするが、元は同じ組織がホルモンの分泌量により女性器、男性器となる。性自体は「人の数だけ性がある」多様性があるということを知ることが大切。からだは人権の基本、日本人は嫌なことをはっきりと伝えるのが苦手だが、「イヤダ!」といえる習慣が大事。
参考動画:国際トランスジャンダー可視化の日 https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2023/03/31.html
・ふれあい
最初にとったふれあいアンケートをシャッフルして再配布、みんなでどんどんポイントシールを貼っていきます。
安心する、うれしくなる、元気になる のはなんでだろう?
信頼、安心、一体感→これがつながっているのが「快」 人は安心したものに触れた時に幸せホルモンが出る(オキシトシン)
お腹の中にいる時の安心感を皮膚が覚えていてくれる みんなで一緒にいることで、安心や心地よさを獲得してく「快」のふれあいを学ぶことで、「快」ではないふれあいがわかるようになる。
→「イヤダ!」と言える 大人がどんな姿勢で性を語ってくれるかが大事
参考動画:Consent for kids (日本語版) https://www.youtube.com/watch?v=xxlwgv-jVI8
君の体をどうするかは、君だけが決められる 。対等じゃないと言いにくい 「いや!」って言っていいんだよ。
言えない時は、言える大人を見つけてね。
発達特性のある子は性トラブルに巻き込まれやすい http://www.rehab.go.jp/ddis/aware/lady/younglady/sex/
「勉強は遅い子に合わせる、性教育は早い子に合わせる 」子供が知りたいと思ったタイミングで大人が真摯に対応することが大切。
【参考書籍(ごく一部です)】
いえるよ!NO わたしらしく生きるための大切なことば https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=174237
イラスト版発達に遅れのある子どもと学ぶ性のはなし https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b474110.html
カラダの本 https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000028003
ママもパパも知っておきたい よくわかるオチンチンの話 https://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323072692
昨年度のカフェさくさぽでの開催報告も是非ご参照ください。
<取材後記>
人の数だけ性がある、性教育は人権教育そのものだなぁと感じました。いのちに関わる大事な話、大人として子供たちが知りたいタイミングで時代にあった適切な情報を伝えていきたいと改めて思いました。