さくさぽ

【取材レポート】発達障がいのこどもとの関わり方

8月26日に、野沢会館でこどもまんなか夢見る学校プロジェクト主催の「発達障がいのこどもとの関わり方の講演会」が行われました。約50人の方々が会場に参加しました。

講師は、長野県発達障がいサポート・マネージャーであり、社会福祉士兼精神保健福祉士でもある矢島克美先生でした。矢島先生は、長野県における発達支援情報・支援センターの設立にも関与しており、幼児教育の経験も持つ方です。わかりやすい言葉と身近な事例を盛り込んだ伝わりやすい内容でした。当日配布の資料もUDフォントを使った読みやすい資料となっていました。

2023年春に開設された長野県に長野県発達支援情報・支援センターでは長野県発達障がいサポート・マネージャー(通称:さぽマネ)として、これまでの療育コーディネータ―の経験も踏まえて、子どもたちが快適に過ごせる環境を整えることの大切さを伝えました。

講演では、発達障がいについての説明や子どもたちとのかかわり方についての具体的なアドバイスもありました。感情的に叱らず、威圧的な指示を出さないこと、共感し、ゆっくり話すことの重要性が強調されました。また、自己決定の重要性や感覚への配慮、コミュニケーション方法についても具体的なアドバイスがありました。

親であってもリスペクト、子供にしっかり向き合って説明してあげる。
自分を知っていくことによって、対応が分かれば社会の中で生きて行ける。社長、起業家などにも多い特性。
対応の仕方を覚える、自分の特性を認める「受容」が大切。
医師の診断はあっても、学校でどう活かせるかがこれからの課題。親が発達について勉強していくことも大切。

こどもの頃から取り組みたいこととしては、
・困ったことを相談できること
・身の回りのことが自分でできること、まずはお手伝いから!
そして、社会の一員としてルールを守れること。

<取材後記>
いくつになっても学び続ける姿勢はとても刺激的でした。そして、年を重ねてきたからこそできる行動もあるという言葉にも説得力がありました。時代とともに変わっていく捉え方についても、最新の情報を知っておくで対処できることもあるのだと分かりました。以前ペアレントトレーニングを受けたことがありますが、定期的に受講してみたいと思いました。もしお子さんの特性で悩まれている方がいたら、ぜひお届けしたい活動です。


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