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【佐久こころのミュージカル「大イナル道」本番へ向け熱気あふれる初舞台稽古】

市民が創り上げる手作りの舞台として注目を集める「佐久こころのミュージカル」。その最新作で、渋沢栄一と佐久の漢詩人・木内芳軒の友情を描く「大イナル道」が、8月24日、初の舞台稽古を迎え、本番に向けて本格的に始動しました。

この日の稽古には、オーディションで選ばれた約80名の市民出演者が集結。さらに東京から監督を招き、立ち位置や歩き方、セリフの抑揚といった細部にわたる指導が行われました。出演者たちは監督の言葉に真剣な表情で耳を傾け、一つ一つの動きを確認。本番さながらの熱のこもった稽古が繰り広げられ、会場は期待と熱気に包まれました。

「佐久こころのミュージカル」は、2016年に佐久の発展に貢献した市川五郎兵衛眞親(いちかわごろべえさねちか)の生涯を描いた作品で大きな反響を呼び、以来、地域の歴史に光を当てる「先人シリーズ」に力を入れています。

シリーズ最新作となる「大イナル道」は、新一万円札の顔としても知られる渋沢栄一と、彼に大きな影響を与えた佐久市岸野下県出身の漢詩人・木内芳軒(きうち ほうけん)の物語。幕末から明治維新へと向かう激動の時代、若き栄一が佐久で芳軒と出会い、友情を育みながら、人として進むべき「大いなる道」を見出していく姿を、生演奏によるファンタジーミュージカルとして描き出します。

制作委員会が最も大切にしているのは、作品を完成させるまでの「プロセス」です。歌、ダンス、芝居の経験を問わず集まった仲間たちが、互いに支え合い、切磋琢磨する中で生まれる友情や出会いこそが、かけがえのない財産だと考えています。

初の舞台稽古を終え、出演者とスタッフは一体感を一層高めました。今後、稽古を重ね、市民の手で創り上げるふるさとの物語を、最高の形で観客に届けることを目指します。公演は11月8日.9日を予定しており、地域の歴史と人々の情熱が詰まった舞台に、今から期待が高まります。


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