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【取材レポート:シンポジウム 公共交通におけるバリアフリー】

2月22日、小海線とふるさとを愛する会主催で「公共交通におけるバリアフリー」をテーマにしたシンポジウムが佐久大学で開催された。本イベントでは、2月1日に実施された「JR小海線で行く車いすの旅」の報告があり、JR小海線を利用した車いすユーザー9名を含む約50名が参加し、中込駅からの5時間の旅を通じて移動の課題を体験し、車窓を楽しみながらの移動や駅名ビンゴなどを通じ、参加者同士のコミュニケーションも深まった様子が伺えた。

佐久大学看護学部の学生は「バリアフリーに関する認識の違い」について発表し、人手不足や介助への恐怖心を軽減するための可動式スロープの設置を提案した。

基調講演では高萩氏が「旅のバリア」として情報・ハード面・心理的な障壁を挙げ、日本ではハード面の整備が進む一方で心理的バリアが課題であると指摘。北海道のバリアフリートロッコやスウェーデンのユニバーサルデザインを例に、地域資源としての公共交通の可能性を語った。

パネルディスカッションでは、鉄道の持つ移動の自由度や、小海線のポテンシャルについて意見交換が行われた。佐久地域のユニバーサルツーリズムの可能性も議論され、公共交通のバリアフリー化が地域活性化につながることが強調された。

シンポジウム終了後には翌日のJR小海線横断クイズ決定戦のプレイベントも開催された。


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