さくさぽ

【取材レポート】全身を使って、楽しみながら描こう!ボクシングペインティング

2024年4月20日(土)佐久市市民創錬センター 大会議室にてボクシングペインティングイベントが開催されました。



講師はこどもヘンテコまほうラボ所長・前sakumo佐久市子ども未来館館長のなおやマン
共催は、発達障がいの子を持つ保護者の集まる場・SAKUおむすびの会さく発達相談支援センター(社会医療法人恵仁会)。後援は佐久地域こども応援プラットフォームです。

ボクシングペインティングとは、大きなキャンバス等に、ボクシンググローブに絵の具をつけてパンチして描くアート表現技法。みんなのパンチで、一つのアートが完成するものです。1960年代に、前衛芸術家の篠原有司氏によって始められたと考えられているそうです。

会場に入ると、ブルーシートの上に用意された大きなキャンバスが目に入りました。すでにさまざまな色でパンチされたキャンバスは、自由な発色が鮮烈で、見入ってしまいます。



当日は40組の予約があり、家族や親子で参加されていました。ボクシングペインティング以外にも、絵の具でのお絵描きやパンチバック、ブロック遊びのコーナーも設けられていました。また書籍コーナーも設置されており、発達障がいに関する理解を深める場に。

このイベントは、毎年4月の世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間に合わせて、SAKUおむすびの会によって企画されました。長野県内の、発達障がいを考える親の会などがさまざまな啓発イベントを開催する時期です。

SAKUおむすびの会はこれまでもさまざまな啓発イベントを開催してきましたが、コロナ以来、リアルでの対面イベントは3年ぶり。代表の水間さんは、「アート関係のイベント開催は初めて。参加者からも、イベントを開催してもらえて嬉しいという声が上がっている。」とお話されました。

パンチングアートは、発達障がいの有無に関わらず、多くの人々が参加。グループごとに時間制で楽しみます。
自分達の順番が来ると、参加者はボクシンググローブとレインコートを着用。見た目はまるでボクサー!ボクシンググローブをつけたことがない子どもたちは、初めての経験にわくわくとした表情でした。

いざ、アート!ボクシンググローブに好きな色の絵の具をたっぷりとつけて、キャンバスをパンチ!


「もっと好きなように、元気いっぱい叩いていいよ!」という講師のなおやマン。初めは遠慮がちだった子どもたちも、制限時間終わりかけには、夢中でパンチを繰り出していました。

全身を使ったアートを体験しながら、さまざまな人々と自然に交流。
発達障がいへの理解を深めるきっかけとなる1日となりました。


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