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【取材レポート】フリースクール佐久 ~子ども達が安心して過ごせるように~

フルースクール佐久は、さまざまな理由から学校に行けなくなった子どもたちが通える場所として、1995年(平成7年)に設立され、今年の7月には長野県「信州型フリースクール」に認証されました。

代表の原 治夫さんにお話をお聞きしました。

・フリースクール設立の経緯
1990年代は学校がいじめや校内暴力など、いわゆる荒れていた時代で、学校に通えない子どもたちは登校拒否と言われていました。心が傷つき悩む子を支えるために地域で幾度も集会が持たれ保護者も交えて話し合いをかさね模索していた中、学校の外に居場所が必要なのではとの声があがり、教師・保護者・子ども・地域の方々が協力し設立に至りました。学校以外に子どもたちの居場所ができたことは当時はとても画期的なことでした。

・子どもたちの過ごし方
小学1年生から中学3年生まで、佐久市だけでなく近隣の市町村から通っている子ども多くいます。様々な理由から子どもたちはここに通っています。勉強だけではなく、ゆったりした時間のなかで自由に過ごし、スタッフや友達と語り合うことで自分をみつめ、徐々に気持が解放されていくようです。中学を終えるころには、自分の進路を見据えてほとんどの子どもが高校に進学しています。

開所日時は平日の12時~16時半。500坪の土地には管理棟のほかに活動棟があり、活動棟には寄付していただいた卓球台やグランドピアが置かれているホールと小部屋が二部屋あります。それぞれの子どもがそれぞれの場所で思い思いに過ごすことができ、保護者も一緒に楽しんでいる場面もあります。

・スタッフについて
スタッフ全員が教職退職者であり、基礎学力定着をじっくり見守りながら指導しています。さらに保護者からの相談も多く、家庭の悩みなど幅広く相談に乗ることもあります。また、学校、教育委員会、教育相談員などと連携し、保護者との間を取り持つことで、課題が解決するケースもありました。

見学、相談も受け付けています。詳しい内容はホームページをご覧ください。


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