6月30日、望月駒の里ふれあいセンターで行われた国際交流サロン(主催:国際交流ネットワーク佐久・佐久市交際交流ボランティア合同会議事務局)に参加しました。
佐久市では外国籍住民の方が住みやすい地域を目指し、市民活動団体と佐久市移住交流推進課が連携して国際交流サロンを開催しています。
今年度2回目の国際交流サロンは、初めて望月地区で開催されました。
佐久市には現在1000人を超える外国籍の人たちが暮らしています。この日は、ベトナム、インドネシアなど外国籍の方と日本人あわせて約50人の方々が参加して大盛況でした。
進行は、岩村田の日本語教室「ふらっと☆さく」の長岡弘美さん。
佐久市移住交流推進課の職員も一緒にサロンを運営します。
まずは3-4人ずつのグループに分かれて、〇×ゲームからスタート。
「佐久は海から遠くて津波がないから、地震の時に避難しなくてもいい?」
「イオンモールがある数は、ベトナムよりもインドネシアの方が多い?」
日本人メンバーと外国籍のメンバーと、グループで話し合って〇か×かを選びます。
防災に関するクイズでは、佐久市の防災アプリ「さくステ」の情報を多言語で聞ける機能についても紹介。ベトナム語、インドネシア語にも対応しています。登録して使い方を知っておくと、いざという時に便利です。
地震が少ない国からくると、地震の時にどうしていいかわからない人も多いです。「地震で津波は来なくても地すべりの危険もあるから、自分がいる地域の情報を確認してくださいね」と注意喚起もありました。
休憩時間、中国の「ジェンズ」という羽根を蹴る遊びで盛り上がる参加者たち。ベトナムの人たちは慣れていて上手!
後半は、「トークフォークダンス」。二重の円をつくって座り、席をひとつずつ移動しながら、2人1組でおしゃべりします。
テーマは「好きな食べもの」「最近知ったこと」など。日本語が上手じゃない人も、勉強した言葉を思い出しながらがんばって話します。
最後に〇×クイズで正解数が多かったチームの表彰! 景品もプレゼント♪
参加者の皆さんが「とても楽しかった」と話す笑顔が印象的でした。
佐久で暮らす外国人が苦労することのひとつが交通手段。週末のためデマンド交通は使えず、各日本語教室ボランティアの方々が佐久市内それぞれの地域まで送迎してくださいました。
「佐久で暮らす外国人と日本人が多世代で交流する場をつくりたい」と準備と当日の運営に尽力された皆さんの気持ちが伝わる、とてもあたたかい交流の時間でした。
***
今回、望月開催の国際交流サロンを中心となって企画したのは、岩村田の日本語教室「ふらっと☆さく」代表の長岡弘美さん。
開催にあたり、望月で開催されている「日本語教室もちづき(共生ネット佐久)」の協力をもらえないかとご相談があり、佐久市市民活動サポートセンター(さくさぽ)スタッフが一緒に訪問し、協力のお願いに伺いました(取材記事はこちら)。
また今回の訪問をきっかけに、共生ネット佐久の皆さんも佐久市交際交流ボランティア合同会議(事務局:佐久市移住交流推進課)に参加してくださることになりました。
望月と岩村田、それぞれの地域で多文化共生のまちづくりに取り組む団体同士が繋がるきっかけとなりました。
さくさぽでは、今後も市民活動団体を「つなぐ」コーディネートを行っていきます。