予測不可能な時代(V(Volatility:変動性)U(Uncertainty:不確実性)C(Complexity:複雑性)A(Ambiguity:曖昧性))と言われる現在、学びをどのようにバージョンアップさせるか、市民活動をもっと楽しくするための学びを若者と一緒に考えてみよう!と、ゲストにオンラインで現役大学生を迎えて、参加者もリアル会場参加とオンライン参加のハイブリッド開催となりました。
イベント紹介ページ>>>
https://sakusapo.com/event/cafesakusapomanabi/
平日開催にも関わらずリアル会場参加13名、オンライン参加6名の皆様にご参加いただき、4つのグループ(3つはリアル会場、1つはオンライン)で皆さんの「まなび」を聞くワークも行いました。
最初にさくさぽコーディネーター佐々木さんから佐久市で今年度から始まった「まるきゃん」(地域まるごとキャンパス)について紹介させていただき、ボランティアや地域活動に全く興味のなかった高校生が様々な活動や人との出会いで変わっていく様子をご報告。
そもそも、なぜこのお二人をゲストにお迎えするきっかけとなったのが、こちらの「アス学」オンラインイベント。探求学習やアクティブラーニングなどと言われる最近の学びですが、生活に溶け込むように学んでいるお二人の軽快なトークから、ぜひ10年後の佐久の「学び」への話題提供をしていただきたい!となったのです。
続いて、信州大学4年、「アス学」を主催しているイデちゃんからのお話。
次に長野県立大4年起業家コースのシキちゃんからのお話。
【ゲストとのクロストーク】(以下、イデちゃん:(イ)、シキちゃん:(シ))
Q:地域に関わる最初のきっかけ、どんなことに影響を受けた?
(シ):母子家庭で3人兄弟、地域に育てられた。ゴールデンレトリバー2匹に引っ張られるおばあちゃんの代わりに犬の散歩をしたり。小学生で一人帰ってきても何もすることない。集合住宅の向かいのおじいちゃんが野菜を持ってきてくれる、家に自分しかいないから受け取る、雑談する。地域のおじいちゃん、おばあちゃんに人との繋がりを育ててもらった。
(イ):大学受験の推薦を受けるために地元の地域のレポートを書く機会があった。小布施町の人は地域のことが好きだと感じていた。家の近所にまちづくりに関わる方に話を聞いてレポートを作成し、合格できた。ゼミに入って、佐久穂町との繋がりもできた。スタートが街を好きな人との出会いだったかな。
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Q:学びの記録の仕方、普段どうしてる?
(イ):ノートを書いていた。自分の心の中もちゃんと記録していく。
(シ):スケッチブックを持ち歩いている。文字で整理するのが苦手、自由帳のように使っている。高校生の時から。意識的にFBに自分がやっていること、やりたいことをしっかり考え抜いて発信、誕生日、年末年始、年度の変わり目、記録(発信していると)からご縁が生まれる。
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Q:人と出会う、人に会いにいくことが苦手な人へのアドバイスがあれば?
(イ):人に会うのが得意な人にくっついていく、あとは回数を重ねて慣れていく。最初は自分一人でがんばらず、ついていく。
(シ):人に会うのは苦手じゃない、中高時代の留学で学んだこと、初めて会う人にこんなに丁寧に会うのは日本人くらいではないかと思った。そんなに好かれなくても良い。
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Q:大学でもリモート授業ばかりですよね?人と会えないコロナ禍ですが?
(イ):先生の話ばかり聞くのではなく、少人数のグループで会ったりするようになった。
(シ):ブレイクアウトルームなどを使って、大学に入るちょっと手前の子たちはtwitterで繋がっていた。#春から長野県立大生みたいなハッシュタグとか。インスタは鍵かけている子が多いかも。
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Q:色んな人と出会う中で、理解し合えない時、のエピソード、アドバイスなど。
(シ):理解できないことも多いし、共感できないことももっと多い。それでも一緒にいることが可能。室内ソファーに靴で上がっても外国人ならOK、日本人なら、ちょっと違うことをすごく楽しむ。どういう環境に育ったら、そういう考えになるのか、興味がある。
(イ):あまり理解できないという経験がないかも。みんな違って面白い。ここ理解できないけど、他のいいところがあるのかな。基本はハイバーポジティブだからかな?
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Q:小中学校の学校生活、行動的になったきっかけ、先生の言葉などがあれば教えてください
(イ):中学校の進学に悩んだ時に「スポンジのように吸収できる人間だから、いろんなところに出ていけ!」と先生が言ってくれた。認めてもらえた経験。
(シ):小学校は経済的には豊かでなかった。超鍵っ子だった。学校休んでもバレなかった。自分から行動しないと何も始まらなかった。学校をポジティブに休む!学校に全てあるわけではない。自分の求めている世界を探し続ける。中3の時に初めての海外留学、親元離れたぞ!
小学校2年生からフィルタリングなしのPCでツイッターやブログ、アメーバピグとかを始めていた。
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【全体シェア】
・70歳代なので、自分の学生の頃とは本当に違っていた。知識を持って社会で働くというのが第一だった。時代時代に生きていくのがいいかな、と思いました。自分の力で生きている!お二人の行動にあっぱれ!
・Uターンした時の浦島太郎感(地域にどう入っていっていいかわからない)。人との繋ぎ、場を繋いでくれるさくさぽ活用するのがオススメです。
・自分を知る必要がある。多様な評価軸で自分を見てもらう。
2つアプローチありそう。(1)自分の経験を振り返り「自分の好き」を知っていく。(2)ひとりで飲み屋にいっていろんな人と話す。
・メンバーの高齢化、人数減少、若い世代の方、後継者探しが悩み。
学校をポジティブに休む、震災の経験からいろいろなものが壊れる、オンラインでも人に出会い続ける、健全なナンパ(自分の知らない人に出会う)などなど、どれも目からウロコのあっという間の2時間。終了後のアンケートでは「時間が足りなかった〜」というお声も多い中、皆様が「楽しかった!」とお帰りになられたのが印象的でした。
前半の話題提供動画はさくさぽFacebookイベントページ視聴可能。