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【取材レポート】復興への感謝を大根に込めて! 常和区「第6回復興大根収穫祭」盛大に開催

2019年台風19号(東日本台風)で甚大な被害を受けた、佐久市常和(ときわ)区では、「常和復興まちづくり協議会」により、復興への感謝と地域を元気にする想いを込めた「第6回復興大根収穫祭」が盛大に開かれました。

開会に先立ち、柳田市長が登壇され、地域へのエールを込めた挨拶。市長を囲んで記念撮影が行われ、和やかな雰囲気で幕を開けました。

特に注目されたのは、佐久地域振興局所長 井出さんからのご報告です。常和区の復興に向けた一連の活動に取り組んできた団体、「常和復興まちづくり協議会」が、このたび「災害復旧及び災害防止事業功労者賞」を団体として受賞されたとのこと。この栄誉は、協議会を中心とした常和区の皆さんの弛まぬ努力と、地域への強い想いが公的に認められた証であり、住民にとって大きな励みとなったことでしょう。常和区代表区長 鈴木さんも力強いご挨拶で、参加者に感謝の意を表されました。

感謝の輪を広げる6年目の挑戦

この収穫祭は、災害時に支援してくださった多くのボランティアや関係者への「お礼」と、地域住民みんなで「常和を元気にしよう」という願いからスタートし、今年で6年目を迎えます。常和区では、地域一丸となって約700m²の畑に約5,000本もの大根を栽培。多くの来場者に収穫の喜びを届けようという、準備の熱意が感じられます。

歓声と共に抜かれる5,000本の大根

収穫の時間が始まると、畑には子どもたちからシニアまで幅広い年代の参加者が集まりました。区外からの来場者も多く、会場はたちまち熱気に包まれました。

参加者の勢いは目覚ましく、用意された約5,000本の大根は、わずか1時間足らずであっという間に収穫され、その賑わいぶりを物語っていました。

心も温まる「常和のおもてなし」

収穫を終えた参加者には、引き抜かれたばかりの新鮮な大根を使った豚汁や、温かいふろふき大根が振る舞われ、参加者は大満足の様子でした。

そしてフィナーレは、議員さんも加わっての恒例「大根踊り」! 会場が一体となって手足がダイナミックに動く姿は、常和区の明るさと活力を象徴しているようでした。

近年、地域住民の交流が減少しがちな社会において、この収穫祭は、世代や区内外の人が集まり、共に汗を流し喜びを分かち合う姿は、受賞という栄誉を励みに、常和区の復興への取り組みが今後も力強く継続し、さらに地域が活発になることを心から願ってやみません。


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