さくさぽ

カフェさくさぽ・出前講座「こどもまんなか社会ってなんだろう? ~こどもの声を聴くってどういうこと?~」

イベントは、さくさぽ(佐久市市民活動サポートセンター)が「出会って、学んで、コラボする」場として企画したものです。当日はアットホームな雰囲気の中で、地域の課題を自分たちの身近なこととして捉える時間となりました。

前半の講演では、まず佐久市まちづくり出前講座として、佐久市福祉部子育て支援課の大井さんより政策的な背景についてお聞きしました。令和5年に施行された「こども基本法」により、子どもは「守られる対象」であると同時に、一人の人間として意見を尊重される「権利の主体」として位置づけられました。行政が進める包括的な支援計画の紹介とともに、子どもの泣き声を日常として受け入れることや、困っている親子に声をかけるといった、日々の小さな意識の変化が大切であるとお話しいただきました。

続いて、NPO法人「チャイルドライン佐久」代表の小林智治さんからは、「子どもの声を聴く」活動をしている立場から、電話相談の現場で接している子どもたちの状況を伺いました。小林さんによると、大人はつい助言をしたくなりますが、大切なのは「答えを出すこと」ではなく、なぜその言葉を発したのかという背景に寄り添うこと。誰かが聴いてくれているという安心感が子どもの支えになることや、かつての地域にあった「お互い様」の関係をいま一度作り直す必要性が語られました。

後半のグループ対話では、「こどもまんなか社会ってどういうこと?」「こどもまんなか社会実現に向けて、具体的にできること、これからできそうなこと」をテーマに、参加者からさまざまな意見が交わされました。「『お母さん頑張って』という言葉が親を追い詰めているのではないか」という指摘や、未就学児だけでなく学齢期の子どもへの切れ目ない支援を求める声が上がりました。また、高校生の参加者から出た「評価ではなく、ただ存在を受け入れてほしかった」という言葉には、多くの大人が共感し、耳を傾けていました。

質疑応答の中で、多様な課題にどう向き合うかという問いに対し、小林さんが自身の経験から語られた「最後は、生きていてくれたらそれでいい」という言葉は、子育てや支援の根底にある大切な視点として多くの方の心に残ったようです。

「こどもまんなか社会」は、特別な誰かが作るものではなく、立場を超えて対話を重ね、お互いの存在を認め合う地道な積み重ねの先にあります。さくさぽはこれからも、こうした対話の場をつくり、地域の方々と共に歩んでいきたいと考えています。


【お知らせ】

さくさぽでは、市民活動に関するご相談を随時受け付けています。

・佐久市では、市民向けに出前講座「まちづくり講座」を実施しています。詳しくはホームページをご覧ください。https://www.city.saku.nagano.jp/shisei/shisei_sanka/shiminsanka/machizukurikoza/demaekoza.html

チャイルドライン佐久では子どもの電話相談の「受け手ボランティア」も募集しています。関心のある方は、ぜひ事務局までお問い合わせください。チャイルドライン佐久ホームページはこちら https://sites.google.com/view/clsaku/


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