2025年8月13日と14日の二日間、佐久市の野沢公民館にて、青山学院大学のボランティアサークル「Linon(リノン)」による「Linonしょくどう」が開催されました。このイベントには二日間で延べ約100名が参加し、地域の子どもたちと学生たちが食を通じて交流を深め、大きな成功を収めました。


★地域の味を学ぶ、手作り料理体験
イベント初日の13日には、栄養士免許を持つ石丸若奈さんを講師に迎え、地元の安養寺味噌を使用した特製パスタと、田中農園から寄付された新鮮なトマトを使ったゼリー、餃子ピザ作りに挑戦しました。子どもたちは学生たちと一緒に調理に取り組み、一般参加者を含めて約40食分を用意。和やかな雰囲気の中、自分たちで作った料理を美味しそうに頬張っていました。夜には、佐久市に帰省中の大学生も招かれ、野菜カレーを囲んでの夕食会が開かれ食事の準備や後片付けを協力して行いました。
★プロの味に挑戦!満員御礼のハンバーグ作り
翌14日には、地元の人気店「ステーキダイニング美味」の臼田直幸シェフが講師として登場。シェフの指導のもと、参加者たちは和牛100%の本格的なハンバーグ作りにチャレンジしました。また、ちゃたまやから寄付された卵を使用したスープもふるまわれました。この企画は予約が殺到!当初の定員を大幅に上回る55名の希望がありましたが、臼田シェフの計らいにより、参加者全員分のハンバーグが用意されプロの味に目を輝かせていました。


★青山学院大学ボランティアサークルによる佐久市での活動
青山学院大学のボランティアサークルの佐久でのボランティア活動は今年で3期目となります。「以前、佐久でのボランティアで温かい人々と出会い、とても楽しかった。このご縁を大切に、また佐久で活動したい」という経済学部2年生の池成雅さんから、佐久市市民活動サポートセンターへ相談がありました。学生たちの「子どもを支援したい」という希望を受け、さくさぽでは以下のサポートを行いました
【さくさぽのコーディネート】
- 場所: 子どもたちが集まりやすい場所として「野沢公民館」を提案しお繋ぎした
- 情報: イベントの具体例として「子ども食堂」やカードゲームなどの遊びを情報提供
- 紹介: 学生の想いに共感したシェフや調理師、食材を提供してくれるJAや農家との橋渡し
当日は、佐久市のスタッフも協力し、子ども食堂「Linonしょくどう」は大盛況となりました。このイベントは、子どもたちに楽しい夏の思い出を提供しただけでなく、学生と地域住民が一体となって作り上げた素晴らしいコミュニティイベントとなりました。
受け入れ団体へ届いたお礼のメール
「みなさんこんにちは!青山学院大学ボランティアチームLinonです。この度の7泊に及ぶ派遣で、皆さんに本当にお世話になりました。
我々大学生はできることに限度があります。そんな私たちの活動の幅を、皆さんは大きく広げてくれました。本日に感謝しかないです。
また、派遣でお世話になったみなさんとのご縁は一生涯の宝物です。出会えて良かったです。
佐久の方々は本当に心優しいです。また、地域交流が活発で暖かく感じます。ふだん東京近辺で過ごす私たちにとって、それらは非常に素敵なものに感じます。
素敵なコミュニティーに混ぜさせて頂いて、暖かい皆さんと交流できて、幸せな7日間を送れました。
享受しきれないほどのたくさんの援助や優しさを頂きました。重ね重ねになりますが、本当にありがとうございました!!また佐久に行ったらお話してください!
青山学院大ボランティアチームLinon一同より」