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「どんな連携ができるといい?」佐久市子ども・子育て支援拠点施設ワークショップ

7月2日(火)に第3回目となる佐久市子ども・子育て支援拠点施設ワークショップが開催されました(主催:佐久市福祉部子育て支援課・市民健康部健康づくり推進課/協力:長野県NPOセンター・佐久市市民活動サポートセンター)。

佐久市では、安心して子育てができるまちを目指し、新たな子ども・子育て支援拠点施設の整備を進めています(詳しくは佐久市ホームページ「子ども・子育て支援拠点施設」をご覧ください)。

新たな施設を、より子ども・子育て当事者に寄り添える施設にするための意見交換の場として、今回は「主に子どもに関係する活動をしている個人の方・団体」を対象に呼びかけてワークショップを実施しました。

「子育てしやすいまちにしたい」という思いは、行政職員も、民間で子育て支援をされているみなさんも共通です。でもそのために「何が必要か?」「どうあってほしいか?」を考えると、立場によって視点も考えも違います。

子どもや子育て支援に関わる方々からの声をきくことで、より幅広い視点をとりいれた拠点にしたいという思いから、今回のワークショップを設けることになりました。

午前は「相談支援」、午後は「遊び」をテーマに2部に分けて開催し、午前は34人、午後は23人の方々にご参加いただきました。午前と午後両方の部にご参加いただいた方もいらっしゃいました。

全体の進行は粟津(佐久市市民活動サポートセンター センター長)が務めました。

冒頭、長野県NPOセンター/佐久市市民活動サポートセンターの粟津より「協働」について話しました。

「協働」とは、さまざまな主体それぞれの力を持ち寄り、共通の目的に向けて協力して活動することです。

社会や地域の課題が複雑化していく中で、行政だけですべての課題を解決するのは不可能です。職員の数も限りがある中で、行政にできることには限界があります。市民活動団体や企業、教育機関、それぞれの立場で、できることを持ち寄って取り組んでいく必要があります。

佐久市を「安心して子育てができるまち」にしたいという共通の目的を実現するために、それぞれの強みをいかして、できることを考えていければ、と伝えました。

一緒に取り組む「協働」がうまくいくには、対等なコミュニケーションが大事!
協働の第一歩、まずはお互いを知ることから始まります。

続いて子育て支援課の小林係長より、現時点の子ども・子育て支援拠点についての構想を共有していただきました。

基本構想とあわせて、令和2年から現在までアンケートやパブリックコメント等を通じて意見を募集しながら計画を策定してきた経緯について説明がありました。今後も地域や関係する団体の皆さんと連携・協力し、「一緒に考える、一緒に活動、応援する」ことを目指しています。

後半はワークショップ。

午前中は 新たにできる拠点での子どもと親に関わる「相談支援」において、午後は「遊び」において、

①ソフト面でどのような機能があるといいか?(施設へ期待すること)
② 行政と市民活動団体でどのような連携ができるといいか? (どのような連携の可能性があるか?)

をテーマに行いました。

まずは参加者個人の意見をふせんに書いていきます。

実現可能性は一旦脇において、なるべく柔軟な発想で意見を出していただきました。

「言いたいこと言えなかったな…」とならないように、書きたいことを書き出す時間。

それぞれ個人で書き終えたら、グループごとに書いたふせんを模造紙に貼りだしながら話します。

お互いに質問しあったり、どうしたら実現できるか? を話し合います。

最後に、共有の時間。他のグループでどんな意見が出たか、模造紙を自由に見て回ります。

会場には、参加した市民活動団体のチラシをおく情報コーナーも。
「参加者の皆さんからたくさんのエネルギーをもらいました」とワークショップの感想を話す、健康づくり推進課課長補佐の市川さん。
良い拠点になるように、意見を出し合います。

今回のワークショップは、意見を出し合う場。いただいたたくさんの意見を参考にしながら、今後実際の運営の詳細を検討していくことになります。

すぐに理想の形にはならないかもしれませんが、小さなことでもできることからひとつずつ、市民活動団体と行政とで一緒にとりくむ連携を進めていくことで、「子育てがしやすいまちづくり」の実現に近づいていくことを願っています。

佐久市では、子ども・子育て支援拠点の整備にあたり施設運営検討有識者会議を設置しており、佐久市市民活動サポートセンターの粟津も委員を務めています。

今回のワークショップの開催にあたっては、有識者会議委員長の島崎直也さん(なおやマン)から「子育て支援団体との意見交換の場をつくりたい」とご相談いただいたところから始まり、子育て支援課・健康づくり推進課と協議を重ねながら準備してきました。

準備に尽力された関係者の皆さん、そしてお忙しい中ワークショップに参加してたくさんの意見を出してくださった参加者の皆さんに、心より御礼申し上げます。

ワークショップ出た意見は以下の写真をご参照ください。参加者が考える「特に大事だと思うこと」に赤い〇印をつけてもらいました。

【(午前の部)テーマ「相談支援」で出た意見】 

【(午後の部)テーマ「遊び」で出た意見】 

▼PDFファイルでもダウンロードできます。

ワークショップに参加した市職員の方々に、事後アンケートにご協力いただきました。

参加した職員の声はこちらからご覧いただけます。

佐久市市民活動サポートセンターでは、これからも市民と行政が一緒に取り組む「協働」を進めていくための対話の場づくりを進めていきます。


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