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「意見が出やすい話し合いの場をつくろう」ファシリテーション講座

3月11日、野沢会館大会議室で、「意見が出やすい話し合いの場をつくろう」と題し、日本ファシリテーション協会フェローの鈴木まりこさんによるファシリテーション講座が開催され、20名が参加しました。

はじめのオリエンテーションでは、2名1組の自己紹介タイム。

限られた時間の中で自分の説明をする参加者に対し、「自己紹介とは聞く時間。どれだけ相手の話を聞き取れたかが大事」と鈴木さん。お互いに話すことで、場が和みます。

自己紹介で使った紙を壁に貼りだして眺める休憩時間。「こんな人が参加しているんだな」というのがわかります。自然と会話が生まれたり、話し込む姿も。

講座では、ファシリテーションとは?の基礎から学びます。

「ファシリテーションとは、「促進する、ことをやりやすくする」という意味。話をまとまりやすくする、本音や思いを出しやすくする、地域のつながりや支え合いを促進する。その役割を担う人がファシリテーターです。話し合いの場の助産師さんのイメージです。生む人、意見を出す人は参加者たち。でも助産師さんがいた方が生みやすく、意見が出やすくなります」と鈴木さん。

後半はグループに分かれ、「普段の生活の中で、どんな場面でファシリテーションをしている?」「そこでどんな困りごとがある?」を書き出していきます。

それぞれのテーブルで出た困りごとについて、「こういう時にはどうすればいい?」と講師の鈴木さんに質問する時間。

「意見を否定されたらどうする?」「声の大きい人がすべてを決めてしまう場合は?」など、参加者からは実体験に基づく質問がたくさん出てきました。

「今日の講座を通じて、ファシリテーションの基本を講義と体験を通して学び、自分の現場でやってみよう、と思える人が増えれば」と、鈴木さん。

参加者からは「困りごとをわかりやすく解説してくださり、解決法がよくわかった」「いろんな手法を学び、今後にいかしていきたいと思った」などの感想をいただき、好評でした。


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